ことばの重要性
前回書いたことの続き。「すべてはエネルギーである」という、わかっているつもりだったけど、その実、あんまりわかっていなかった言葉を、「すべては振動している」に置き換えたらするすると理解度が深まったことに、いまも興奮している。
「すべては振動している」と考えると、これまで精神世界の話でよく言われていたことがもっと具体的なイメージとして納得できるようになる。
たとえば、心の中の思いや考え、感情というのにも、それぞれの振動がある。一方で、体の外に出す言葉(声にしても文字にしても)にもそれぞれの振動がある。嫌いと感じているのに、好きという言葉を発すると、内側の振動と外側の振動が一致しなくて、脳が混乱する。これを続けていると心身のバランスを崩すんだろう。
自然から離れるほど人間は病気になる、というのは医学の父と言われるヒポクラテスの名言として知られるが、これも「すべては振動している」で考えたらクリアになった。
というのも、人間の肉体は地球由来のものだから、基本的には肉体は地球(自然)の振動と近いはずなのだ。自然にない振動の影響を多少受けても、時々、自然に返れば自然の振動と共振して、もとの地球由来の振動に戻れる。けれども、あまりに地球の自然から遠のくと自力で自然の振動に戻れなくなる。そうすると心身の不調和が起こるっていうことだろう。
話は急に変わるけれど、こういう風に言葉を置き換えるだけで目から鱗が落ちることはたくさんある。だから、職業的な物書きがいるのだろうし、自分はそういう風にわからないことを言葉に置き換えて理解していくことが好きなんだなぁと改めて気付いた。自分が理解したことは、人に伝えることができるものね。