アメリカ人はフレンドリーなわけじゃなかった!?
アメリカ、特にカリフォルニアにいると、近くにいる人が突然話しかけてくることはしょっちゅうある。
そんなわけでずっと「アメリカ人は明るくてフレンドリーだ」などと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
というのも、最近、アメリカ人2人から同じ話を聞いたのだ。見知らぬ者同士が至近距離にいるのに何も話さないのは気まずいと。だから話しかけるのだと。
気まずいから話しかけるというのは考え方によってはもちろんフレンドリーということだけど、わたしが思っていたような「陽気で開放的」というのとは違ったわけだ。彼・彼女らは、友好的な姿勢を見せることによって気まずさを打ち破っていたとは、考えもしなかったなぁ。
わたしなんかは見知らぬ人に突然話しかけるほうが気まずく感じるのだが、他の日本人はどうなんだろう。

東洋にはない、西洋のハグという行為も、親愛の表現という以前に、「敵意がないことを示すためにやる」と考えると、見え方が変わってきそうだ。
物事について360度全方位から見ることを心がけたとしても、そもそもどこの立ち位置から360度見たかで、見えるものは違う。もっといえば左右の360度だけじゃなくて、前後の360度だってある。
その全てから見ることは難しいし、その必要もない気がするけれど、それくらいたくさんの視点が世界に存在していることは覚えておくほうが、生きるのは楽しそうだ。可能性は無限大って思えるし、何より誰かと違うからって、別にそれが間違っているっていうわけじゃないと自信を持てる。