痛みの正体

「川尻先生!ホリスティックヘルスって何ですか?」の第6回を更新しました。テーマは「痛みの正体」。

「体のどこかが痛いことと、その場所に問題があることは、関係がない」という考え方は、頭で理解したつもりでも、本当に理解して受け入れるのがなかなか難しいです。でも、川尻先生のお話をうかがってからは、意識的にそのような見方をして暮らしています。そうすると、少しずつ「確かにそうだなぁ」と納得できてきます。

たとえば昨日、わたしはなんとなく頭が重かった。これまでも疲れるとわりと頭痛に出ることが多くて、たいていの場合、一眠りすれば治るのだけど、仕事があったのでそういうわけにもいきませんでした。

ただ、ありがたいことにそれぞれの仕事の優先順位は好きに決められるくらいの状況であったので、やらなきゃいけないことよりも、自分がちょっと楽しい仕事を優先することにしました。

具体的には自分のペースで外を周り、写真を撮る仕事。朝のうちに済ませて昼間は前から行ってみたかった海辺のカフェで一息入れました。

この時点でわたしの頭の重たさは少し改善されていました。脳の中のスレッド(生命の脅威、つまりストレス)が増えると痛みが出て、それが減ると痛みは減るという川尻先生の話はやっぱりその通りだなぁと感じたところで、もう一つ不思議というか面白い出来事がありました。

そのカフェにはリーシュにつながれていない看板犬(ゴールデンリトリーバーの老犬)がいて、店内の好きなところで寝ているのですが、そのワンちゃんがわたしのところにやってきて挨拶をして(顔を撫でてと鼻を突き出してくる)、その後、わたしの足元に寝そべったのです。

その瞬間、日本にいる愛犬(ラブラドール10歳)を思い出して、懐かしくてちょっと泣けました。そして、思わぬ心の奥の本音が出てきたのです。

その本音とは、「わたし、本当は、日本が恋しい。カリフォルニアで暮らしていくことは不安が多くて心細い」。

何が不思議で面白かったかというと、この後、頭痛がぴたりと治ったことです。

自分では、聞いていなかった心の声を聞いたことが関係しているんじゃないかと思いました。

もちろん、心の本音が聞こえたから、じゃあ日本に帰るかというとまたこれは別の話。ポイントは、カリフォルニアで暮らす決意をするのは変わらないとしても、本音を覆い隠して「カリフォルニアが楽しいからここにいると決めた」というのと、本音を受け入れて「不安で心細くて日本が恋しいけれど、でもカリフォルニアでも楽しむと決めた」というのでは違うということですね。

前者だと自分への嘘になる。後者だと、自分の本音を受け入れてなお自分で決めている。同じ決意をするのでも、自分に嘘があるのと、自分の本音を受け入れた上で決断するのとではそれこそバイブレーションが違うのだと思います。

何か望まない状況があった場合、そこで前向きな思考ができることが理想ですが、望まないのに望んでいると思うとそこにはバイブレーションのずれが生じてしまいます(それを「抵抗」のエネルギーとも言える)。望まない状況であることは受け入れて、それはそれで、でもその上でこの状況を楽しむと決める。小さな違いだけど、けっこう大事なポイントだと思います。

わたしのこの文章は川尻先生のブログの第6回の内容とはだいぶ違う内容になりましたが、こちらも面白いのでぜひご一読ください!

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