気分の変え方
相方と暮らしているが、彼が「今日は遅くなるから夜ごはんはいらない」という日はちょっとしたパラダイスである。料理しなくていい! 自分の好きなものを遠慮なく食べられる! したいこと気兼ねなくできる!
面白いのだけど、これがサマータイム以前だと、ここまでパラダイス感はなかった。というのも、冬は会社から帰る時刻にはもう暗く、家ももちろん真っ暗で静かで、一人相方の帰りを待つ時間は、自由と同時にひとりぼっちという孤独も感じて、どことなく心細かったのだ。
しかし、今は夏時間だ。外は8時くらいまで明るい。同じ状況でも、外が明るいとパラダイスになり、外が暗いと孤独を感じるんだから、我ながら面白いなぁ。

気分ってそんな感じで、意外と単純なもので、自分の内側を覗き込んで対峙するより、外側の助けを借りる方が手っ取り早いことが往々にしてある。
仕事でも、プライベートでも、うじうじと考えてしまって結論が出せない…そういうときは、日光に当たるとか、睡眠をよく取るとか、栄養の質が高いものを食べるとか、そういうことを見直してみるようにしている。
外側を変えたらすぐ悩みになっていた状況が解消されるかといえば、そうでもないのだけど、そもそも悩む必要はなかったということがすとんとわかったりするんだよね。