太極拳、その後
太極拳。週に1回、初心者クラスに通い続けて1カ月半。呉式の太極拳で、108式と言われるものについて、それぞれの式(動作)を噛み砕いて解説し、太極拳のそもそもの基本的なことも織り交ぜながら教えてくれているのが初心者クラスであるということが今日よくやくわかった。
ということは、これまで1カ月半はなんだかまったくわかっていなかったわけである(笑)。それでも通い続けたのは単純に気持ちがいいから、と、先生もクラスにいる生徒たちもみんなやさしくて教室の雰囲気が最高だから。
他の太極拳の先生はどうかしらないけれど、うちの先生はひとつひとつの式(動作)について、こっちのこの動きが陰で、こっちが陽で、という解説もしてくれるし、こういう風にここに緊張があると氣がブロックされて太極拳にならないのだということもちゃんと教えてくれるのがまたいい。
氣を感じながら動いていると、瞑想したときによく起こるような独特の精神状態にいつのまにかなる。運動と言えるほどの運動はしておらず、瞑想といえるほどの瞑想はしていないのに、太極拳をした後は、運動や瞑想をした後と似たような、すっきり&リラックスした状態になる。
生徒の一人がわたしが日本人であることを知って「太極拳のクラスってまるで温泉に入りにきたみたいだよね」と例えていたけれど、言い得て妙だ。
またひとつ楽しいこと見つけちゃった。
年間で300日は晴れると言われるサンディエゴだけど、ここ1週間はまた天気が悪く、当然波もサーフィンできるコンディションでなく、有り余るエネルギーは太極拳に向かっている。これが何かにつながるかもしれないし、つながらないかもしれないけれど、いまわたしがいい気分でいいエネルギーでいるということは何かすばらしきことに見えないところでつながっていることは信じている。