8.3.2019

5歳だと聞いて引き受けたラブラドールのエリー。ずっと待っていたメディカルヒストリー(病気や予防接種の履歴)を昨日ようやく受け取って、なんとじつは5歳ではなくもうすぐ8歳であるとわかった。なんともいい加減なアメリカ”あるある”と苦笑い。しかし、受け取るときに書類を全部見たいと言わなかったわたしたちにも落ち度はある。
8歳とわかったからと言って、事前の説明と違うからと言って、エリーを返すつもりはもちろんない。けれど、もし最初から8歳とわかっていたら、会いに行く(里親になることを検討する)ことはなかったと思うので、これもまたご縁なんだろうな。
ラブラドールの平均寿命は10〜14歳と言われているから、8歳といえばもう立派すぎるくらい大人だ。つい先日までは子犬のユパの成長に日々のはかなさを感じていたけれど、今度はエリーとともにいられる時間の短さを想像してはかなさを感じている。
昨日は、LAカウンティーにいる、相方の友人のお宅にお呼ばれして、犬を連れて行ってもいいと言ってくれたので、2匹と2人で初めて長距離ドライブをした。お気に入りの音楽を聞けるようにちゃんと仕込んで、長旅の間に必要と考えられる犬のための道具をそろえて、と準備しているうち、亡くなった夫とオセロと、山梨県にあるツリーハウスの土地までドライブで通った時期のことを思い出した。
あれは、楽しかったなぁ。その日々がもう戻ってこないことを考えるとき、いつもなんともいえない気持ちになる。けれど、いまも楽しい。彼がもういないことはさみしいのだけど、一方で、最近は、憧れに憧れて、そもそも結婚など無理に近かった人と、彼が亡くなる前の数年間を共に暮らして、彼の家族にもよくしてもらって、ぬくぬくとあたたかい思い出をたくさん作れたことはむしろ神様からのプレゼントだったのだとも思ったりする。