9.8.2019

元上司であり、その後もスポットセッションやセミナーなどを受けてお世話になっているライフコーチ、上野ハジメさんの「会話力の磨き方」というオンライン講座がすごくよくて、突然、視界が数倍に広がったみたいな変化を実感している。
講座の内容は会話のテクニックというより、もっとその前の段階のマインドセットの話。自己啓発系、スピリチュアル系の本なり講座なりになじみのあるわたしには「知っている」ような話ではあったのだけど、その知っていることをどう実践にしていくかが説かれていたので、とにかく実践してみたら数日で本当に人との付き合いがドラスティックに変わったというか、世界の見え方が全然違って、しつこいけどびっくりだ。
わたしはこれまで、興味のない人、興味のない会話について、「興味あるふり」をしようとしていた。いや、違うな、「興味を持とうとしよう」としていた。でも、この講座を聞いて、気づいた。「興味を持つ」と「決める」んだ、と。
「興味を持とうとする」と決めることと、「興味を持つ」と決めること、言葉尻は似ているけど、全然違う。「前提」が違うから、展開される現実も違うのだ。このことについては「川尻先生!ホリスティックヘルスって何ですか?」の川尻先生もよく言っている。しあわせだと思おうと決めるのではなく、しあわせだと決めてしまうのが先なのだ。
「興味を持つ」と決めて望むと、不思議だけど、本当に興味が出てきて、何も考えなくても質問が次から次に出てくる。当然、興味があるものだから、どんな回答も興味深いので、話が楽しく、自分もどんどん乗ってくる。おかげで「興味を持とうとしよう」なんて気遣いなんてしなくても会話はどんどん深まる。
そうして聞き出した話の中には、「このようなプロジェクトを回すときは、こんなふうに人に頼んで、このように資金を集めればいいのか」というような、自分が今後やりたいと思っているようなことに対しての基礎知識がいっぱい詰まっていることにも気づいた。
自分はこれまで、こんな宝の宝庫をみすみす逃していたのかぁと、本当に目が醒める思い。しつこいけど、そもそも興味あって聞いて無理をしていないので気疲れもまったくしない。
40年以上生きてようやくつくづく思うけれど、自分が「性格」と思い込んでいるものの大半は変えられるんじゃないかな。変えたいと思えば、だけど。いやぁ、人は何歳になっても変われるもんだ。いや、もしかしたら、本当の自分がどんどん出てきているだけかもしれないね。「なりたい」と思う自分は、もしかしたらより本当の自分に近いとも言えるのかもしれない。