11.12.2019

先日、人生で初めてフィンレスサーフィンをした。フィンがついていないサーフボードで波に乗るという遊びで、通常のサーフィンと同じ波乗りであるが、当然ながらボードの動きはかなり違う。

フィンがないという点ではボディーボードに近いと言えそうだが、ボードの上に寝そべるわけではなくきちんと足を乗せる点が違う。当然、足フィレもつけないので、ボディーボードともまた違うと言える。

サーフィンをしていない人も想像できると思うが、フィンがないボードで海に浮かぶと、本当にちょっとの体重移動ですぐにボードが反応して動いてしまう。

面白かったのは、「こうしたい」と心で一瞬思うだけで、ボードが動き出すことだ。それはつまり、「こうしたい」と思うだけで、無意識の領域で体は瞬時に「こうしたい」になるように動いている、という証拠に思える。

ただ、うまくいかないのは、「こうしたい」と思ったときに無意識に反応している体の動きは、おそらく、いつものフィンのあるボードに乗っている場合の動きなのだ。フィンがあるボードならこういう動きをすれば「こうしたい」が実現できると、体が覚えている。でも、今回はいつもとボードが違うので、「こうしたい」と体が反応しても、思ったようには動かない、という事態が発生する。

という考え方ができたのは、「川尻先生!ホリスティックヘルスって何ですか?」で、脳の神経ネットワークの仕組みを教えてもらったからだと思う。

この考えでいくと、初回こそ、思ったように「こうしたい」が実現できなかったけれども、この先は、フィンがないときはどう体を使えばどうボードが動くのか、脳に新しいネットワークを作ればいいだけと思える。そうすると、時間はかかるかもしれないが、別にできないことはない、と思える。

それぞれの脳にある程度、個体差はあるのかもしれない。でも、本当の脳の能力という点ではじつは大きな差はなくて、差があるように見えるのは、その脳の可能性を引き出す使い方をどれだけできているか、脳がどれだけ健康であるか、によるところも大きいのではないかと最近は考えている。

「科学的には」間違っているのかもしれない。でも、少なくともそう信じると、「わたしにはとてもできない」という意識は消える。もっと言えば、わたしだけでなく周りのすべての人がとんでもない可能性を秘めていると無邪気に信じられる。それは悪くないというか、人生を豊かにする考えとは言えると思う。信じるものは救われるとは、このことだったりして。

2 Comments on “11.12.2019”

    • そうなんですね!? サンディエゴではたまに見かけるくらいかな、フォイラー。まだあの動きが読めなくて近くにいるとちょっとビビリます…

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