01.07.2020

おセンチな気分でなんとなくうつうつしていたところ、突然、自分のエネルギーが前向きに変わる瞬間があった。なんてことなく、ただオフィスのまわりの緑いっぱいのスペースを歩いていただけなのだが、日の光があたたかく差し込み、鳥が鳴き、人々が笑顔で通りすぎていくのを見て、「なんだ、自分はちゃんと祝福された世界にいるじゃん」と思えた。思えたら、丹田からむくむくと力が出てきた。そして、ここからがすごいことなんだけど、そのようなエネルギー状態になってオフィスに戻ると、ちょっと難しい依頼事への返信が立て続けに届いていて、それがすべてわたしにとってありがたい返事ばっかりだった。いい返事が届いていたことをわたしは感じ取って急に元気になったのか? 急に元気になったからいい返事が届いたのか? どちらかわからない。
これに関連して思い出したので続ける。
以前、一人で、これまたちょっと物悲しい気持ちで駒沢通りを歩いていたことがある。ところが信号待ちをしている間になんだか急に気分が明るくなって、わたしは思わずスキップをした(三十路)。なんで急にあんなに気分がよくなったのか。深く考えていなかったが、その後、あの交差点の車道では、後に夫となった彼が、ご両親とともに信号待ちをしていたことを知った。彼はわたしを認めて声をかけようとしたが、届かなかったと。ニコニコとスキップしていくのを見たと。
そのとき、わたしは、彼が近くにきたことを、わたしのどこかが感じ取って気分がよくなったのかなと思った。
もしかしたら。昨日、オフィスの憩いスペースを歩くわたしのそばに、彼が来たのかもしれない。「笑って。XX(わたし)は何もしなくていい。笑ってくれればいい」。彼はよくそういってくれた。