01.26.2020

ユパの去勢手術の日。獣医さんにとってはなんてことない手術だろうし、実際に朝、約束の時間に動物病院に行くと同じ時刻に少なくとも5匹の犬が避妊手術の受付をしていたくらいで、そんなによく行われる手術なのにユパにだけなにか悪いことが起こるとは思えないと冷静な自分はいるのだけど、それでもユパには麻酔があわなかったとか、なにかある可能性はあると思うと一日中気が気でなかった。さすがに1時過ぎまでなにも連絡がなかったので手術はうまくいったのだろうと午後はちょっと気が緩んだが、3時に電話がきて4時に引き取りにおいでと言われて行ってみたらユパはまだ麻酔が利きまくっていて目がうつろで震えていて、もちろん自力で立つこともできず、他の犬がふらふらながらも自力で歩いて帰っていく中で、この子はこれで本当に大丈夫なのかと心配でしかたなかった。わたしの手に抱かれるとわずかに尾っぽを振ったのが、かわいくていじらしくて、久しぶりに心から自発的にヒーリングタッチをしたいという気持ちになって、家に着いてからユパにヒーリングタッチをした。それがきいたのか、それとも家に帰ってきてほっとしたのか、震えはとまって、呼吸が落ち着いて、いまはただ普通に寝ているように見えるくらいになって、時折自分で体勢を変えるようにもなって、わたしもようやくほっとした。デイジー(新しいラブラドール)はさすがに賢くて、この弱ったユパにちょっかいを出そうとはせず、ただぺろぺろとユパの頭を舐めて見守っていた。