02.05.2020

髪を猛烈に切りたい衝動にかられ、美容院に予約を入れた。決戦は金曜日、ならぬ土曜日。わくわくして相方に伝えたら「もうちょっと考えてからにしたら?」と冷静な返事。「いやいや、こういうのは勢いが大事なんだよ、衝動に従うことに意味があるのだ!」とまったく論理的でない持論で押し返したら、「だって前にもそんなこと言って、切った後に、やっぱり長いほうがよかったなって後悔していたじゃん」と。そう言われれば確かにそういうことがあったような…でも、よく思い出せない(笑)。ということは、たいした後悔じゃなかったのだろうということで決行の決意変わらず。こんな感じで、アーユルヴェーダで言えばヴァータが強くてすぐに飛んで行こうとするわたしを、カファが強そうな相方が多少引き止めてくれることでバランスが取れている気がする。亡くなった夫との間では、夫がすぐ飛んで行くほうで、わたしは引き止めるほうであった。陰陽みたいなもので、相対する相手によって変わる役割なり特徴なりがあるのだろう。亡くなった夫と相方は似ている部分もあれば似ていない部分もあり、似ている部分を求めてしまう時期はどうやらわたしの中では過ぎ去ったようで、いまはそれぞれ異なる個性の人とともに生きる機会を2回ももらえ、この1回の人生で、密度の高い異なる体験ができるということに光を見いだしている。