02.25.2020

久しぶりにフェイシャルトリートメントを受けた。日本人エステティシャンのきめ細かさとホスピタリティーが懐かしく、フィトセラピー(アロマとハーブの専門家)の資格取得に燃え、学校の友達たちと練習のためにしょっちゅうボディーやフェイスのトリートメントをやりあいっこしていた頃を懐かしく思い出した。2008年〜13年にかけてだから、10年前後前。あの頃、それまでばりばり燃えていた広告出版の仕事を控えめにして次を模索していた。フィトセラピーを学んで資格を取ったけれど、プロとして稼ぐにはもっと経験と時間が必要だった。同時にマッサージセラピストに自分が向いていると思えなかったのも正直なところだ。憧れの人と結婚してお金の心配はなかったけれど夫は病気で治療法がないと言われており、この先何年一緒にいられるのかわからなかった。「あの頃の未来にぼくらは立っているのかな」っていう歌詞があるけれど、あの頃のわたしは未来にどこで何をしているか、まったく想像ができなかった。あの頃といまがつながっていると、時々、というか、結構忘れて生きている節があるのだけど、今日みたいに体感の記憶が自然と思い出されるとき、あの時間はたしかに現実としてあって、わたしの肉体の記憶にちゃんと刻まれていると実感するのだった。

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