03.04.2020

LAから来た友人と久しぶりにすしを食べた。コロナウイルスの影響でLAではアジア系の飲食店は客足が遠のきすっからかんのところが多いとその人。しかし、サンディエゴの、我々が大好きなすし屋はその夜は平日にもかかわらず満席だった。しかも日本人客以外で。人気店なので基本2時間制で、食べて飲んで2時間で解散。振り返ると、一貫一貫に「うまい!」といちいち悶絶して感動しあうばかりで、近況やらいま考えていることやらを細かくしゃべったわけじゃないのだが、親密な、いい時間だった。人は言語を通さなくてもなんらかの交流をしているのだろう。亡くなった夫や夫のお父さん、お姉さん家族とよく行ったすし屋のことも思い出した。すし屋というところには特別なときに行くことが多かったり、ある程度の思い入れをもって行くことが多いので当たり前なのかもしれないけれど、すし屋の記憶ってどれも心温まるものばかりだ。それにしても技術の進化と本気のすし職人のおかげで、サンディエゴでも質のいいネタが手に入り、日本クオリティーのすしが食べられ、カウンターの向こうの大将と日本語で話せる、この環境に感謝しきり。