03.24.2020

カリフォルニア州に「自宅待機命令」が出て、
在宅勤務になって数日が経った。
もともとわたしはフリーランサーのキャリアが長く、
家で働くのはむしろ得意としている。
ただ、この6年はずっと会社勤務だったせいか、
仕事を終えた後、仕事モードから
自分を切り離すのに少し苦戦している。
家で仕事に集中するのに苦はないのだが、
同じ家にいながら気持ちをオフに切り替える方法を
うっかり忘れてしまっているようだ。
思えば、会社に務める前までは、
自分は「会社勤務は無理な人」だと思っていた。
いまも向いているか向いていないかと言えば、
フリーランサー的な動きのほうが向いているとは思う。
ただ、40半ばになって、確信したことがある。
「わたしは○○○な人」という○○○は、ほとんどの場合、
これまでの習慣(無自覚なのも含め)によって形成された
「習慣によるキャラクター」に過ぎないということだ。
かつてわたしは、
「わたしは会社勤務は向かない人」と思っていた。
けれど、それはそれまでの思考や行動の積み重ねで
できたキャラクターに過ぎなかった。
いま会社勤めは以前考えていたほど苦じゃないし、
なんならこれが会社の楽しさだなぁと感じることも多い。
わたしの働きぶりを見た人は
むしろわたしは企業や組織にフィットした人に
見えている可能性も高い。
思考か行動を変えれば、習慣も変わって、
そのアウトプットとしてキャラクターも変わる。
これを自分で体得できたことの一番のメリットは
なりたい自分や、やりたいことを見つけたとき、
「わたしは○○○な人だから難しい」と思わなくなったことだろう。
よく言われる「自分にかけている制限を外す」ということが、
自然とできるようになるとも言える。
自分にとってはこの数年でようやく気づいたことだけど、
これ、とっくに知っていて、できている人も多いでしょうね。
でも、「えー、うそー?」とよくわからなかった人には、
ぜひ人体実験していただきたいです。
われわれは人生を変えるのにとかく派手なことを期待するけれど、
じつは人生を変えるのはこういう地味な
実践の積み重ねだってことがわかってきたのも
40代になってからだなぁ。