04.01.2020

大好きなプロサーファー、ジョエル・チューダーが
自身のInstagramで「母のところで過ごしている息子から
こんなエイプリール(のウソ)がきた!」と共有していた。

見ると腕に包帯をぐるぐるに巻いた次男の姿。
「お母さんの運転する車から飛び降りてケガした」とある。
彼はいま小学校低学年くらいの年齢のはずだが、
なかなか手の込んだFoolだと感心してしまった。
当のジョエルも「あいつめ」というような言葉を放っていたが
そこには、息子がこんな手のこんだウソを仕掛けられるくらいに
成長していることへのよろこびみたいなものが感じられた。

お会いしたことはないが、わたしの大好きな人のもう一人、
糸井重里さんはこんな趣旨のことを言っていると聞いた。
「クリエイティブの敵は
『そんなことしている場合じゃない』という言葉だ」。

「そんなことしている場合じゃない」。
これは他人から言われる場合もあるし、
自分で自分に投げかける場合もありうる。

いまはウイルス騒ぎで状況が状況だから
身の安全を守ることや、
医療崩壊を防ぐための政策に協力することが
何より大事だとは思う。けれど、
せっかく思いついたことがあって
しかもやれないことではないのに
「そんなことしている場合じゃない」と
思いとどめてしまうことが続くと息が詰まってしまう。

この最中に盛大なエイプリールフールをするのも
考えようによっては「そんなことしている場合じゃない」だ。
けれど、日々の中の楽しいことって、たいがいは
「そんなことしている場合じゃない」ものなんじゃないか。

ゆったり構えて、心は自由に。

「そんなことしている場合じゃない」ものごとも
排除しないでいきたいなぁと思う。

逆に、誰かがしていることを見て
「そんなことしている場合じゃない」と
責める気持ちが湧き出たら
自分が何かをがまんしているサインだと
思ったほうがいいだろうね。

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