04.07.2020
コロナパンデミックで自宅待機になったのを機に
自分の「お気に入りサイト」を見直した。
みんなが協力していくべきときなので
情報を遮断するのはこの時期は
勧められないこととはわかっている。
けれど、なにが「本当の情報」かと考えたとき、
もう見なくていいかなと感じるものがたくさんあった。
「情報共有」や「意見」の形をとって
じつはその人の隠れた感情や恐れを投影して
吐き出しているだけの発信も意外と多い。
その発信は「情報」というより排泄物のように
わたしには感じられる。
もちろん、吐き出すことは大事で、
吐き出さないと詰まってしまう。
自分だって無自覚にやっていることもあると思う。
ただ、今は事態が事態である。
他所様の排泄物に付き合う時間があったら
「本当の情報」をかきあつめて、
自分の頭と心を精一杯使って考える時間にしたい
と考えるようになった。
じゃあ何が「本当の情報」なのか?
これは人それぞれでいいと思うけれど、
わたしの中では指針はある。
・冷静、客観的な論理で、感情的でない発信
・どんな内容であれ、世間に発信するということに
責任が伴うことをわかったうえでの発信
・発信が与える影響を広範囲まで考慮していることがわかる発信
・数値など実際のデータ
4つめに関して言えば、データそのものが
そもそも改ざんされている可能性もあるけれど、
「本当の情報」とは、自分で考えて動くための
基盤にできる情報だと考えたら、
必ずしも事実でなくてもいいのかもしれない。
踊らされず、懐疑的にならず、
でも能天気にならず、考えよう。
ありがたいことに(人と状況によって異なりますが)
考える時間をたくさんもらっている。