04.08.2020
うろ覚えなので間違っていたら申し訳ないけれど、
昔、松任谷由実さんがラジオかなんかで
「ミュージシャンになりたけれどどうすれば?」
という人に対してこんなことを言っていた。
「もし、あなたがミュージシャンなら、
それでお金をもらっているか否かにかかわらず、
あなたはもう歌を作って歌っているはずである。
ミュージシャンとはお金をもらうから歌うわけではない。
歌わずにいられないのがミュージシャンなのだ。
だから、もしもう歌を作って歌っているなら、
あなたは立派なミュージシャンである」。
当時、わたしは高校生くらいだったので、
その言葉を「なるほど〜」と
ぼんやりと受け取っただけであったが、
その後、たびたび思い出す言葉でもあったので
意識の深いところに響いていたのだと思う。
特に自分が職業ライターになってからは、
何度も思い出して、笑ってしまった。
というのも、わたしは書くことで
お金をもらう仕事につけたにもかかわらず、
お金をもらわないところでもしょっちゅう
何かを書いているからである。
20代のとき野心満々にめざしていたような
著名なライターにはなっておらず、
コピーライターとしてもイマイチであったが、
ユーミンの理屈でいえば、
わたしは十分、立派なライターと言えると、
あの言葉を反すうしては苦笑いしていた。
そして、その立派なライターは
また書かずにいられなくなって
イヌブログを立ち上げました。
「イヌログ@F家」
みんなそんなに暇じゃないと思うので、
あんまり時間を取らせず読める長さで、
仕事の間の息抜きになるような内容で
ぼちぼち続けていきたいと思っています。
ぜひ読んで!と押し付けたくはないですが、
読んでもらえたらうれしいです!