04.23.2020

朝日が差し込むキッチンで
ユパに太陽の光があたって
その陰影のコントラストがいいなと思って
あわてて携帯で写真を撮った。

なんてことない一枚だけど、
じつはこういう写真のほうが
自分にとっては後ですごくいいのだと
夫が亡くなった後、しみじみ思った。

なんとなくいいなと思って撮った、
だけど、たいした狙いのない、
なにがいいと思ったかもわからない、
日常のちょっとしたシーン。
そういう特別でない瞬間を
手軽に残せるようになったのは
ケータイ写真という
技術革新のおかげですね。

撮った本人はその写真を見ると
その写真を撮った瞬間に
ちょっとトリップできる。
わたしは特に皮膚感覚の記憶が強いので、
ああ、あの日は生暖かい風が吹いていた、とか、
木の椅子がお尻に痛かった、とか、
そんなことを思い出す。

この写真もきっといつか、
ああ、犬とともに自宅待機を過ごした
2020年春があったなぁと
足の裏の冷たい床の感触とともに
振り返る日がくるだろう。
片手にコーヒーがあったことも
思い出すかもしれない。
そのときも笑っていられるといい。
だから今日も笑っとこう。

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