07.10.2020
自動車保険の会社から封書が届いて、何かと思ったら、小切手であった。保険料が一部が返金されたのだ。
恥ずかしながら知らなかったのだが、カリフォルニア州が、この自宅待機命令のもとでは自動車を運転する機会が減っているはずだから、保険料を適切に見直して返金しろという命令を各保険会社に出したということだった。
小切手の文化は、いまだ慣れないのだが、こういうときには、とても楽で助かる。受け取る銀行口座を教えなきゃいけないとか、こちら側が何かやる必要がないので。
ところで、トランプ大統領が、今年いっぱい、移民ビザの発給をしない命令をしたことに続いて、今度は、夏休みが明けてからもオンラインでしか授業をしない大学には留学生はいられないという命令を出した。
前者、つまり、移民ビザを発給しないのは、このたびの騒ぎで失業者が増えている米国において、米国市民の職業を確保することを優先するための方策だと理解できるのだが、移民ではなく、いずれ帰ることを約束していながら米国(の大学)にお金を落としている留学生を追い出すとは何事か…!? と思っていたら、これは、むしろ大学側に、通常授業に戻すように促すための方策だと聞いて、合点がいった。
とりあえず、アメリカで暮らして驚くのは、大統領の権限が大きいために、いろんな対策や方策の実施がスピーディーであること。そして、州っていうのは一つの国くらいの大きさ(強さ)があって、州が大統領とは反対の立場を取って大統領を提訴したりってことが普通に行われていること。
アメリカの人はすごく愛国精神があるなぁというか、愛国精神を煽るなぁと日本にいた頃は思っていたが、皆が皆、てんでばらばらに主張をするので、愛国心という、ものすごくわかりやすいスローガンをもたないと、分裂してしまう危うさが移民で構成された「合衆国」にはあるのだと、住んでから思うようになった。
会社もね、社訓を朝会で読み上げるとか、わたしのこれまでの人生にはなかったことで、むしろそのような組織を苦手に思って逃げて生きてきたのだが、組織のめざすことを一つにすることが、組織を運営するにあたっては大切だということをこの数年で学んだ気がする。一匹狼でチームというのが苦手だとずっと思ってきたけれど、この年齢になって、面白いことをするには自分以外の有能な人たちがいっぱいいるほどいいと思えるようになって、チームで動くということに興味が出ている。人生ってほんと不思議。昔には思いもよらなかった未来が、環境という点のみならず、心境という点においても待っているのだものね。
小切手はいいですね。日本の特別給付金は手続きがいろいろあって、時間がかかります。
LikeLike
wildsumさま、日本は手続きがいろいろあって時間がかかると義理のお父さんも言っていました。そういう点では小切手は受け取り手はほんと楽です。
LikeLike
そうなんです。今月初めに書類を出しましたが、何時届くのかわかりません。たぶん、14日ごろかなと思っています。
LikeLike
14日ならあと少しですね。早く届くこと祈ってます。
LikeLike