09.03.2020のつぶやき

この誕生日は少し不思議なことが起こっている。まあ出来事は出来事でしかなく、単に自分が不思議と捉えているというだけ、もっといえば、不思議と捉えたいだけなのだが。何かというと、ずいぶん昔に興味があってやりたいと思っていたこと、なりたいと思っていたものに通じるような内容の出来事が３つ、突然、このときを待っていたかのように動き出しているのだ。まだもぞもぞと寝返りをうつ程度の動きで、「起きそうだぞ、動きそうだぞ」という気配だけで、それを揺り起こして乗っかるのか否かはわたしの判断に委ねられているけれど、とにかく３つもが同時に押し寄せてきたのが面白い。

それ以上に面白くて不思議なのは、わたしは６月から自己啓発系のプロフラムをがんばって英語で受けていて、この８月に第１弾を終わらせたばかりだということである。おかげで、わたしはこの先の人生のビジョンをだいぶクリアにできて、そのビジョンを現実化するのだと鼻息荒くいるのだが、今回急に動き出した３つのことは、「以前のわたし」が興味あった分野で、今回クリアにしたライフビジョンの中にはもう入っていない、つまり「いまのわたし」はもうあまり興味ないと思っていたことなのだ。

でも、ここがトリックというか、知性の使いどころであります。というのも、「いまのわたし」には「興味ない」のではなく、「興味ないと思っていた」だけだってこともあるので。

それで思い出したのが亡夫と結婚することになったときの経緯だ。彼とはいろいろあってお別れしていてしばらくまったく会っていなかった。30歳を過ぎていたわたしは結婚がしたくて、なぜ容姿も性格も人並み外れて悪いとは思えない自分が結婚できないのだろうとわりと真剣に考えていた（それが精神世界に開眼したきっかけのひとつにもなった）。で、前にも書いたように占い師だかスピリチュアルカウンセラーだかのところに行って「母の影響を受けている」と知って解放するワークに取り組んだりしたのだが、そうこうしているうちにある日、「っていうか、わたし、たいして結婚したくないのかも!?」と思うようになった。っていうか、そうだ、結婚したくないんじゃん、とまで思った。ならば、結婚しないことを前提として、何をしようかって考えて、出てきた答えが「分譲マンションを買う」（笑）。当時、未婚の30女がマンションなど買ったらますます嫁に行き遅れるというのが世間の見方で、わたしもそれを気にしていたが、結婚したくないのかもと考えたらもうそんなことはどうでもよく、雨風をしのげる自分の城を作ろうと思ったわけだ。

思い立ったら行動は早いので、そういうことを教えてくれる講座にさっそく参加し（それにしても我ながら講座が好きですね）、フリーランスでも住宅ローンを組む方法があると知り、物件の選び方に気をつければ今後万一結婚することになっても売ったり賃貸にしたりできて無駄にならないどころか不労所得を得るチャンスにもなるとわかり、かなり具体的にイメージできるようになった。当時はばりばり働いていたのでこの収入だったら買えるなとやる気満々だったところに、亡夫と再会する流れがやってきた。今回の目標を決めてやる気満々で息巻いている自分と、その目標とは一見すると違う方向、かつてやりたかったことへの流れが突如くるところが、あのときとそっくりだ。

話はそれたけど、思うに、何かを強く決めると自分のエネルギーが動くので、状況も動くってことなんだろう。いや、きっと決めるまでに自分の意識を深堀りしたから、決めて自分にブレがなくなったとき、深堀りしたことで刺激された何かが表に現れると言えるかもしれない。いずれにしても、ポイントは、状況の動き方は、自分が決めたものと相容れないように見えることが多々あるということだ。もちろん、その動きに乗るか乗らないかは自由選択だ。結局やるのは、こだわりは持たずに、「（なんか思っていたのと違うチャンスがきたけど）わたし、やりたい？　やるとしたら楽しそう？」と自分に問うて、やりたかったらやるだけ。

今回の３つは、かつて日本でやりたかったことに英語でコミットするっていう点でハードルは上がっていて、チャレンジングなので、逃げたい自分もいるけど、それはコンフォートゾーンを抜けるのが怖いだけだっていうのも見えているので、えいやっと流れに乗ってみよう。そういえば、決めたライフビジョンの中には英語で世界各国の人たちとコミュニケートする自分の姿というのはあったのであった。かつて興味あったために日本語でならある程度の知識がある分野からスタートしたらどうだいと神様（的なもの、あるいは自分ともいう）からチャンスをもらえているのかもしれない（我ながらポジティブ！）。なかなか興味深い１年のスタートだ。