いつもとちょっと違うことをしてみたら

エリザベス・キューブラー=ロス・ファンデーションが提供しているオンラインの教育コース、The Essence of Caring for the Dying and the Grieving:  An Eleven-Part Journey to Understanding What Matters Most –が面白くて仕方ない。9月から始まって、12月で終わるシリーズで、レクチャーは毎週1回。緩和ケアやグリーフケアについて、私が大好きなキューブラー=ロスが伝えていたことを継承する人たちからの話を聞ける。

私は、前の夫の闘病、死を経験したあたりから、緩和ケアやグリーフケアに興味を持つようになった。興味のあることを学べているので面白くて当然なのだが、私が思いがけずはまっているのは、世界中の人が参加している、という点だ。レクチャーは英語だが、Zoomの機能によって、スペイン語とポルトガル語の通訳をオンにできるため、スペイン語やポルトガル語を話す人たちもたくさん参加しているのだ。

彼・彼女らはレクチャーが始まる前に「Hola!」と200人以上の参加者全員に向かってチャットを送る(日本人だけが参加者の時には考えられなくないですか?)。それをみんながみんなやるもんだから、ものすごい賑やかさである(音はレクチャーをする講師と主催者だけしかオンになっていないにもかかわらず)。レクチャーの後の質問の時間も大変に活発。ケニアからの参加者がいて驚かされたり、「うちの病院では今でも治療の方法がなく、死を待つだけになった人にそのことを正直に伝えることが禁止されているのだけどどうしたらいいか」という質問が出てカルチャーショックを受けたり、明らかにネイティブ英語スピーカーじゃない講師が堂々とレクチャーをしていたり、いちいち刺激的である。

この教育コース、ただ興味があるから(しかもそんなに高くなかったから)申し込んだだけで、そういう仕事を専門にしたいと思っているわけではないし、今この瞬間で言えば、学んだことを即座にいかす場もそんなにない。だから、これを学んでどこにどういきるかはわからないのだけど、でも、こんな風にいつもと違うことにちょっと手を出してみたことでいつもとは違う風景に出会えたので、それだけですでに価値はあったなぁと個人的には感じている。

私は、別に、視野が広い方が「良い」とは思わないけれど、視野が広くなるほど「楽しい」とは思っている。視野が広いと、選べる選択肢が多くなる(そもそも存在を知らないものは選びようがないですものね)し、視野が広がると知識も増える。知識は増えても使わなきゃ意味ないけど、でも多く持っていれば、このパターンにこれが使えるかもとこれまた選択肢が増えるとは言えるんじゃないか。

視野を広げるために自分の枠を飛び出そう!とか言うと、なんかでっかい話になって、億劫になっちゃうし、私は天の邪鬼なのでむしろしらけてしまうけど、いつもの自分とはちょっとだけ違うことを選択してみる、という程度ならゲームのようにやれる。それこそ、いつも朝はご飯だけどパンにしてみようとか、そんなことでもいい。じゃあ、パン屋さんに行こうってなってパン屋さんに行く道すがらで何かに出会うかもしれない。いや、出会わないかもしれないけど、ともかく、そんなちょっとしたことで、いつもの自分の枠というのは広げていけるんだと思うし、広げていったらかなり楽しい日々が待っていた。※これは個人の体験です。感想には個人差があります。って一応書いとこ。

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