さよなら、オセロ

亡くなった夫が飼い始め、夫のお父さんが引き継いだ名犬、オセロが亡くなった。2020年11月24日。あと1ヶ月すれば12歳の誕生日を迎えるところだった。ラブラドールの寿命は10歳から12歳と言われるので、長生きのほうだと思う。亡くなる直前までは大きな病気をすることもなく、いつもちょっと控えめで、弱気な感じで、でも人好きのする愛嬌のある笑顔を振りまいていた。

数ヶ月前から肝臓が弱っていて、再生はしないだろうと言われたと聞いていた。お父さんがずっと介護してくれていた。ここ1、2週間は、いつが最後になるかわからないからとお父さんが連絡をくれ、いつもは月1回くらいの頻度のSkype通話を数度、頻繁にした。亡くなる前にもお父さんが連絡をくれて、Skype越しに会うことができた。いまはただ、オセロに、ありがとう、を言いたい。そして、お父さんにも、ありがとう、です。

じつはオセロと最後にSkypeで会う直前に、わたしは申請中の永住権のプロセスがひとつ進んだという連絡を弁護士から受けて喜んでいたところだった。同じ日にオセロが亡くなったことは、自分の人生という観点だけでいえばだけど、ひとつの時代が終わってしまったことの象徴のようにも感じた。いろいろと整理したい感情はあるが、公にすることではないのでここでは控える。

アメリカの今朝、起きたときにはもうオセロはこの世にいないことはわかっていたけれど、わかってはいたとしてもいつものようにサーフィンに出かける気持ちにはどうしてもなれず、ブログに記すことにした。まとまりがないのだけど、まとまりがないほうがそのときの感情が、同じふうには二度と再現できない感情が、凝縮されていていい。

夫が亡くなる前に見た夢のひとつで、オセロと空を飛んだというのがあった。彼の夢の中でオセロは人間の言葉をしゃべれたという。一緒に空を飛ぶのはとても気持ちよくて「すごく気持ちいい」と夫が言ったら、オセロは「体を抜けたらずっとこんな感じだよ」と教えてくれたという。もし、本当にそうなら、死ぬのもそんなにこわくなくなるな、と起きてその夢の話をわたしにしてくれた夫はつぶやいていた。いまごろ二人で遊んでいるかな。

オセロ。いっときでもわたしを「ママ」にしてくれてありがとう。オセロと、亡夫と一緒にした、いろんなことが思い出されるけれど、いっぺんにたくさん思い出すのは感情キャパオーバーになるので、これからときどき、小出しに、思い出を整理していくわ。

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