犬世界のルールがきっとあるのだ

デイジーとユパがケンカした。ケンカというより、ユパ(テリアミックス)がデイジー(ラブラドールミックス)に怒られ、ちょっと血が出るくらいに噛まれてしまった。その瞬間、わたしは二階にいて、一階にいた相方は込み入った電話をしていたので、じつは誰も詳細はわからない。ただ、ユパがその前にキャンキャンとしつこく鳴いているのはわたしの耳に聞こえていた。デイジーにしつこく「遊べ」とせがんでいたのか、もしくは、デイジーに取られたオモチャかお菓子を「返せ」としつこく言っていたのか。デイジーはけっしてアグレッシブな犬ではなく、わりと我慢強い(ように見えていた)ので、何かが発端となって、ついに堪忍袋の尾が切れた、ということじゃないかと想像する。

ユパはその後ずっとブルブルと震えている。かわいそうだけど、でも、彼(ユパ)もまた学ばなきゃいけないことだったんじゃないかとも思わなくもない。ユパがくわえているオモチャを、デイジーはけっして取らない。ただし、ユパが口から離すと取りに来る。ユパは自分で離したくせに、デイジーに取られるとキャンキャンと鳴く。それまでわたしたちは「これはユパにあげたやつだから」とデイジーからオモチャを取り戻してユパに与えていた。けれど、それがよくなかったかもしれない、と反省する。

ユパは先住犬だけど、おそらくデイジーがきてから犬の序列においては下になってしまったのだと思う。だけど、わたしたちは先住犬だからとユパを優先していた癖がある。それがデイジーのしゃくにさわっていたのかもしれない。少なくとも、ユパを調子に乗らせてしまった感は否めない。吠えれば、パパかママがオモチャを取り返してくれる、と。ごめんよ、ユパ、デイジー、犬には犬の世界のルールがきっとあるだろうにね。

ケンカから数時間後、ユパは震えていてかわいそうだと思いきや、裏庭に出ていったデイジーについて行って、どでんと庭に寝転んだデイジーにおしっこをひっかけて帰ってきた。ユパなりの精一杯のマウンティングか。怖がりのくせに気は強いな(笑)。デイジーはおしっこをひっかけられたという侮辱に気づかないのか、あるいは気づいていても知らないふりをすることに決めたのか、何食わぬ顔でユパの必死の抵抗を静かに受け入れている。ここにもなんかわたしにはわからない犬世界のルールがあるような気がしなくもない。っていうか、これを書いてから調べてみたら、愛情表現?や相手を落ち着かせる?みたいな意味でおしっこをひっかけることがあるようですね。ううむ、犬の世界は深いな。

さて2匹はこのまんまずっと気まずい距離感でいるのか、それとも数日でもとに戻るのか。あるいは、なんらか違う関係性にまたなるのか。わたしたちには想像しかねるけれど、できる限り犬界の秩序に準じたい、と同時に2匹に同じだけの愛情を注ぎたい、という気持ちでいる。

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