強制冬眠から解き放たれたシニアたち

カリフォルニア州の州知事のニューサムさんが、4月1日からは50歳以上の全員、15日からは16歳以上の全員が567ワクチンを接種できる対象になると発表した。

サンディエゴ群では他の国・地域と同様に医療従事者など感染リスクの高い仕事をしている人たちから接種をスタートしていて、現在は、一般(特に感染リスクの高い仕事でない人たち)では65歳以上が接種可能。さらに、それより若くても、持病があるなど感染した際に症状が重くなる可能性が高い人たちは16歳以上から接種できる状態で、4月早々には一般の人でも50歳以上は接種できるようになると聞いている。わたしの年齢に順番がまわってくるのもう近い。

まだ一部とはいえワクチンを接種した人口が増えてきたからか、新しい感染者数(陽性反応者)は減少傾向で、長らく続いた厳しいロックダウン(飲食店は店内での営業ができない)は次のフェーズ(制限付きではあるが店内営業可)に数週間前に移行した。しばらく閉まっていた美術館、博物館なども再びオープンし、少し明るい兆しを感じる春だ。

一方で、日本は海外からの渡航者に対する水際対策をさらに強化したというニュースが入ってきた。このパンデミックの間にわたしの永住権申請のステップは着実に進んで海外渡航も可能な身になったが、気軽に、そして皆に迷惑かけずに(歓迎される形で)日本に帰れるまでにはもう少し時間がかかりそうだ。

ところで、先日、持ち帰りで買うつもりでとある飲食店に入ったら、お客さんが店の中の席で料理を食べていて、一瞬、ぎょっとした。飲食店で誰かが料理を食べているって、当たり前のことなんだけど、サンディエゴではこの1年ほとんどなかった(いっときオープンしたことはあるのですが、それ以外は持ち帰り、デリバリー、もしくは外のテーブルでの飲食しかできなかった)ので、店内で人が食べていることを脳は違和感としてとらえたらしい。人の順応力ってすごいですね。

ちなみに、店の中で食べていたのは、たまたまかもしれないけれど全員高齢者で、おそらくワクチン接種を終えた人たち。そういえば、副反応で数日間つらかったとFacebookでぐちっていた70代のシニアサーファー友達は副反応から回復したらこれでもかといわんばかりに米国内を旅していて、先日はハワイ旅行を満喫していた。この度のワクチンは開発から認可までのスピードが速く、新しい製法が使われていたりで、懐疑的だったり不安になったりする要素も多いのだけど、ワクチンを打ったことで強制的な冬眠からようやく解き放たれたかのようにアクティブに元気に動き回って大笑いしている高齢者たちを目の当たりにすると、ああ、ワクチンが開発されてよかったなぁ、ありがたいなぁ、と素直に思うのだった。

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