気づいてなかった特技に気づく

わたしには「犬の言っていることがわかる」という特技があることに気づいた。

「犬の言っていることがわかる」といっても第六感的なサイキックな能力ではなくて、単に犬、しかもうちの犬については、吠え方で訴えていることがかなり予測できるというだけ。

それだけのことだから、ちっともたいしたことないと思っていたけれど、今日、相方は全然犬の訴えていることがわからないのだということを知った。

わたしが二階で仕事をしていたら、階下で小さいほうの犬(ユパ)が、「俺のもの取られた。俺の!俺の!パパママ、取り返して!」とうるさく吠えていて一向に鳴き止まないので、「何を取られたんだい?」と下に降りていったら、やはり大きいほうの犬(デイジー)がユパのおやつを取っていた。厳密には、取ってはいなかったんだけど、自分の監視下において、ユパが近づいたらガウルと吠える姿勢を取っていた。そのおやつがほしかったユパはガウルと吠えられないためにわたしか相方の力添えが必要で、そのために懸命に吠えて訴えていたのだが、相方にはなぜ吠えているか全然わからなかったらしい。

わたしからしたらこんなにも明白なのに。というわけで、犬の訴えていることがわかるなど、自分ではたいしたことないと思っていたけれど、これは特技と言っていいのではないかと、特技認定をすることにした。

しつけという観点から見たら、すぐにユパの訴えを察知して聞いちゃうのは、よくないかもしれないけど。でも、かわいいからいいや。

ともあれ、特技って自分では自然に当たり前にできちゃうことのことだから、意外と特技って自覚していないことが多い。世の中、「他人と比べるな」ブームで、わたしもそれにはめちゃくちゃ賛成だけど、でも、他人と比べることで自分の抜きん出たところや人と違うユニークなところを自覚できることも多々ある。だから、他人と比べることそのものが悪いわけじゃなくて、他人と比べるということをどのように使うかの意識の問題だよな、などと思うのであった。

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