ホリスティックヘルス塾の基礎講座を受けました

先日、日本ホリスティック医学協会によるホリスティックヘルス塾の基礎講座を受講しました。

わたしは、渡米する前は日本ホリスティック医学協会の会員でした。2008年から10年にかけて、代替医療や各種セラピーを学びまくっていて、セラピストになろうとしていたこともあります。

結局、自分にいただいたギフト、つまり得意としていて難なくできることは、書き伝えること、人から話を聞き出して、それをわかりやすく編集することだと思い至り、実際にセラピストになることはそうそうに諦め、代替医療や各種セラピーを得意とするライターへとキャリアの方向を変えていきました。が、日本ホリスティック医学協会はわたしが知る限りもっとも大きく、きちんと組織された団体で、講演や会報誌の質が高かったこともあり、ホリスティックヘルスについて情報発信していくための質のよい情報ソースになると、在籍し続けていました。

2014年、渡米するにあたって、アメリカにいながら会費を払い続けるのは大変そうだ(当時は銀行振り込みしか会費の支払い方法がなかった)し、日本で開催されるイベントにいちいち参加できない(当時はオンラインイベントはなかった)しで、脱会。その後は慣れないアメリカの暮らしになじむことが最優先で、いわゆる代替療法といわれるものや、ホリスティックな医療、統合医療といったものへの関心も一時薄れ、情報のアップデートをすることがないまま数年が経ちました。

ようやくアメリカの暮らしに慣れてきたかもと感じるようになった2016年に、ずっと知っていたけれどケアしてこなかった婦人科系疾患が、もう無視できないくらいの症状となり、治療を受けねばならないことに。時を同じくして胃潰瘍になるなど、この年は医者に「どうしたんだ」と言われるくらいの、さんざんな1年でした。

ただ、そのような事態のおかげで、自分をケアする必要に迫られ、自然療法やホリスティックな生命の見方というものが再び自分の日々の中に戻ってきたことはよかったことだと思います。

その翌年に、わたしはサーフィンで膝をひねり、かねてより時々取材でお会いしていたBody Craftの川尻先生のもとを、患者としては初めて訪ねることになり、今思えばそれが転機。「こうしてけがをして、俺のもとにきたということは、ようやく(次に進む)準備が整ったってことやで」と、先生が冗談めかして言ったとき、いや、冗談じゃない、本当にそうなんだ、と自分の心の中でわかりました。

…心の赴くままに書いていたら、当初書きたかったことからだいぶずれてしまいましたが、そのまま心に任せたらどこに着地するか実験してみることにます(笑)。

さて、川尻先生のところに患者として通うようになって、「動作学」という考えを教えてもらうことになるのですが、これがもう本当に目から鱗の連続。

わたしの中では科学的な証拠がなくても腑に落ちているスピリチュアルな人間の捉え方も、ヨガや伝統医療、代替医療の世界では当たり前に信じられているけれども科学的にはうまく説明できなかったことも、この動作学とやらがわかればすべて科学的もしくは理論的にちゃんと語れるではないか!!! 

ここでは何度か書いていることですが、わたしは感覚的な人間で、とりわけ身体的な感覚が鋭いと自分では思っています。同時に、感覚でぼんやりと捉えていることを、理屈で理解することはもっと好きで、その欲求にばっちり答えてくれるのが動作学だったわけです。

そうしてわたしはホリスティックな人の見方というものへの興味を再び取り戻しました。こういうのが不思議なんですけど、その後、社内で担当をアサインされる特集もその系統のものが多くなり、仕事ががぜん楽しくなりました。それでやっぱりわたしは、こういう分野で情報を発信していきたいなと最近、目標がクリアになってきました。

先日、上司と話して、会社での肩書きときちんと線引きをするなら個人での活動もしてもらっていいと承認いただいたので、さっそくいろいろ始めていて、早くも大忙しといううれしい悲鳴になっています。このウェブサイトも少しずつ変えていこうと企んでいるところ。

で、自分的には再始動といったこのタイミングで、日本におけるホリスティックヘルスの最新情報からはだいぶ遠のいていると気がつき、またちゃんと知識を入れたいと思って、ホリスティックヘルス塾に参加しました(ようやく話が戻ってきました)。

基礎講座なので、内容のおおまかなところは知っているものでしたが、それを提唱したのは誰か、とか、その考え方を専門用語では何というか、とか、そもそもホリスティックヘルスという考えはどのように生まれて発展してきたか、とか、認識があいまいだったところがクリアになり、頭の整理もでき、とてもよかったです。

また、個人の「ライフ」だけでなく、個人のライフと切ってもきれないというか個人のライフと相互に関係しあっている環境、つまり地球環境にも言及されていて、「ホリスティック」という概念そのものも進化しているのだなぁとも思いました。個人と環境のかかわりというのは動作学の基本的な考え方のひとつでもあり、ホリスティックに生命をとらえるということについて、今後しばらくはそこがキモというか、一番伝える必要があることかもしれないと個人的には思いました。

さて、このホリスティックヘルス塾は、同協会会員で、さらに上位の講座を受けた人がインストラクターになれるそうで、協会が発行しているテキストについて特定の時間ちゃんと教授すれば、そのほかにはそのインストラクターの考え方などを入れてもかまわないのだそう。

もちろん申し込み時にはそんなことは知らず、なんとなく感覚で健康塾の岡田俊一先生の講座を申し込んだのですが、先生は(わたしの大好きな)意識と無意識といった話もたくさん組み込んでくださり、とても面白かった。やっぱり「なんとなく」の感覚に従うといいことなるな、と改めて思いました。

基礎講座はホリスティック医学協会の会員でなくても受けられますので、興味ある方のためにリンクを記載しておきますね。

日本ホリスティック医学協会のトップページ

ホリスティックヘルス塾について

わたしがはまりまくっている動作学にはオンラインサロンがあり、当然わたしはサロンメンバーです。わたしが入っているのは一般向け(専門家のメンバーもいます)で、自分のライフスタイルに動作学の考えを取り入れて、人生を豊かにしていきたい人、地球人類の豊かな未来に貢献したい人、にいいかと思います。ご興味あればどうぞ!

動作学サロン「動作学プラネテス」

ずいぶん長くなりましたが、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。よい1日を!

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