2022年からのこと
昨日、12月28日が仕事納めでした。今年の仕事納めは私にはちょっとした感慨のあるものでした。というのも、私はこれまで務めていた現地の日系情報誌の編集長の職を、今年いっぱいをもって辞することにしたからです。
入社は2014年。編集長を任せてもらったのは2015年。
私は大学を卒業したあと(正確には在学中から)ずっと出版もしくは広告の世界でライターをしてきましたが、会社に勤めていたのは外資系広告代理店でコピーライターをやらせていただいていた数年だけでした。だから、あしかけ8年近くも社員として同じ会社にいるのは自分史上初。しかも、この会社の仕事を通して学ばせてもらったことは8年分以上の密度があったと感じています。感謝。
2022年からも、会社の編集スタッフとして仕事をさせてもらうのですが、週に2日程度のパートタイム勤務という立場で、担当業務はぐっと減らしていただきました。できた時間で何をしたいかというと、フリーランスのライターです。
はい、そう、渡米前の形に結局また戻ってきました。
フリーランスのライターに戻って何がしたいかというと、やっぱりこれも日本にいた時と同じで、心と体のつながりといったソマティックなジャンルだったり、ホリスティックなセラピーだったり、ウェルネスやウェルビーイングだったりといった分野を専門として活動していきたいと考えています。
川尻先生と動作学のことを書いていくなど、いくつか動き出す予定のプロジェクトがあるので、まずはそれをがんばりたい。この8年、本当に忙しかったので現在企画が持ち上がっているプロジェクトに携わるだけでは時間を持て余しそうな気もしていますが、そのぶんは自分を見つめて心身をケアする時間にあてて、2022年は私という土台をきちんと豊かにする一年にしたいなと思っています。
また、再びフリーランスライターになることを機に、ウェルネス、ウェルビーイングなどをコンセプトとした個人メディア「Earth’n Us」も立ち上げました。
こういったサイト(メディア)はそこらじゅうにありますし、さすがにメジャーなサイトに育てたいと思っているわけではないのですが、とにかく私の手元にはその手の情報が集まってくるし、自身の体験を通して学んだこともたくさんあるので、それをアウトプットする場を作りたいというのがサイト開設の第一の目的です。
今はまだ私のコラム的な投稿しかないのですが、ご紹介したい療法を行っている専門家をたくさん知っているので、そういう方達に取材させていただいて、記事にしていきたいなと思っています。
そういう記事やコンテンツ制作を、もちろん今後はメジャーな媒体でもしていきたいのですが、従来のメジャーな媒体ってたいてい広告収入に依存していて、広告主への配慮というのを多分に求められるので、そういうのを気にせず、取材相手や私本人が本当に伝えたいことを書けるという点で個人サイトがほしかったのでした。
自分のところに集まった情報や自身の体験は、自分にとっては真新しくなく感じますが、実際には知らない人もたくさんいて、伝えることで役に立ててもらえることがある、ということに気づけたのは、このWordpressのブログでみなさんがコメントをくださったことがきっかけでした。この場をかりて感謝申し上げます。このWordlpressは、ライターの私としての活動などお知らせ事項をメインに書いていく場にしていく予定ですが、それでもなんだろう、ホームはここ、みたいな気持ちで、ここに書く時が一番正直で自分丸出しの自分でいます。読んでくださっているみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。
最後に、エッセイを書くマッスルも2022年は鍛えたいなと思って、その手の文章についてはnoteでチャレンジしています。エッセイもがんばろうと思うようになったのは、今年、Webマガジン、StaySaltyで連載コラムを依頼いただいたことがきっかけです。振り返れば今年は地味ながら大きな動きがたくさんあった年でした。
これまで、書くことなら寝ていてもできる(嘘ですけど)というくらい、苦なく文章を垂れ流してきたのですが、エッセイってブログや取材記事とは使う筋力が違うんですね。筋力は使わないと衰えてしまうので、ちょっと本腰入れて書いてみようという中年のあがきです。
というようなことを2022年はやっていきます。
この年齢でフリーランスのライターに戻るのだから、書くということ、伝えるということ、ことば・文章というものに今一度本気で向き合ってみようというフレッシュな心持ちで迎える年の瀬です。
来年以降もさまざまな形で、引き続きお付き合いいただけたら、とってもうれしいです。
どうぞよいお年を!