神経系は常に機能的、構造的な変化をしている、そのことを一般に神経の可塑性と言います。
より細かく見ていくと、脳が発達していく段階で起こる変化と、怪我などで脳が損傷を受けた後の回復の中で起こる変化、さらにいわゆる神経ネットワークのシナプス(電気信号のやり取り)における変化、の大きく三つに分けられると言われています。
ヨガのウェルネスへの貢献を考えるとき、この神経の可塑性は大事なポイント。特に役立てるのは、回復の過程で起こる変化と、シナプスの変化だと思います。
前者でいうと、師匠およびわたしのクラスにも通ってくださっているある方は、脳損傷の後に不自由だった半身が、半年ほどでだいぶ動くようになりました。
人の回復力ってすごい!
また後者のシナプスの変化について言えば、これがヨガがボディだけじゃなくマインドを変えていくということの背景にある科学理論の一つだと思います。
ただ、どっちにしても変化を起こすには継続が必要で。
それには本人の意志というかコミットメントが必要不可欠なんですよね。
わたしの興味関心は今そこ。
どうしたら継続してもらえるのか(継続したいと感じてそれを行動してもらえるのか)。
わたしの師匠は、病気の治療中、もしくは治療からの回復期にある方を対象とした無料のヨガグループセッションを週一回行っていて、わたしはそこにアシスタントとして入らせてもらっているのですが、そのセッションにも、通い続ける人と、数回でやめてしまう方が、やっぱりいるんです。
わたしからすると、続けたらきっとすごくよい変化が起こるだろうと確信があるだけに、やめてしまう方がいらっしゃると残念に感じます。
もちろん、合う・合わない、効果を感じられる・感じられないなどは人それぞれ。残念に思っているのはわたしだけで、他によい補完療法を見つけられている可能性もあるのですが(むしろ、そうであってほしいと心から願っています。なお、わたしがアシスタントに入って以降「症状が悪化したからいけなくなった」という人はわたしの知る限りはいません)。
ヨガ実習者としては、来るもの拒まず、去るもの追わず、の精神であろうと思っていますが、どうしたら「続けたいなぁ」と自然に思ってもらえるのか、続けたいと思っているけれど事情があってこれない方には何を変えたら来やすくなるのか、そんなところもこの先、意識してやっていきたいなぁ。
ちなみに、怪我や脳損傷からのリハビリには理学療法とういう専門領域があって、こちらは医療の領域です。
ただ、アメリカに限って言えば、医療保険がカバーするセッションは最初の数回だけで、その後は自費になるということが多く、その自費というのが、1時間数万円するらしいんです(クラスにきてくれている方談)。
それで結局、通えなくなって、望むほどの回復を得られていない人がたくさんいるのだ、と。
それを聞いたとき、ヨガは、きちんと学べば、素晴らしい補完療法になるから、そういう人たちにもっとヨガを役立ててもらえるといいなぁ、そんな気持ちも出てきて、500時間のヨガティーチャートレーニングの他に、より深い解剖学、精神疾患やPTSD、ポリヴェーガル理論などについてヨガと絡めながらの学びを深めている昨今です。
さらに、来月は、IHヒーリングのマスターコースにも参加させていただくので、もう本当に出費ばっかりよ!(笑)
でも、自分が世の中に提供していきたいのは何か、少しずつクリアにボールドになっているという実感があって、それはとっても嬉しい。
アラフィフにして、自分が情熱を持って学び進みたい道があるって、幸せなことだなって。
「いや、アラフィフならもうそこ定まって学び終えててもいいくらいでしょ」っていうさと子もいるけど、言い返せます。
あなた、30代の頃、アロマとハーブの植物療法を学んで、それも補完療法になりうるって情熱を持って取り組んだけど結局、やめたでしょ?
なぜ情熱を失ったか、その理由のもっと深いところが、アラフィフになった今のわたしはすごくわかるのよ。
ここでは書かないけど、言いたいのは、今のわたしだからようやくできることなのだ、ということです。
というわけで、今週のブログはそんな近況の報告でした。
一緒にミラクルを体験しましょ!
それではまたヨガクラスで、ヒーリングセッションでお会いしましょう。
be the harmony within.