皆さん、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という概念、ご存じですか?
アメリカの心理学者、エイレン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、簡単にいうと、「生まれつき視覚や聴覚などの感覚が敏感だったり、非常に感受性が高く繊細だったりする気質」のこと。
日本では「繊細さん」なんて呼ばれ方をしているのもよく見ます。
わたしがこの概念を知ったのはおそらく10年近く前のこと。HSPの特徴とやらを読んで「これはわたしだ!ようやくこのしんどさ、人に伝えやすくなる!」と打ち震えました。
HSPって何?
HSPの特徴は、ネットで検索すればたくさん出てくるのでご参照ください。ちなみに以下はChatGPTに聞いてみた「HSPの特徴」です。
1. 深く考える(Depth of Processing)
- 物事をじっくり考え、洞察力がある
- 些細なことでも意味を見出しやすい
- 物事の裏側や本質を見抜く力がある
2. 刺激に敏感(Overstimulation)
- 大きな音や強い光、においに敏感
- 人混みや騒がしい場所が苦手
- 短時間で疲れやすい
3. 共感力が高い(Emotional Reactivity & Empathy)
- 他人の気持ちに深く共感しやすい
- 相手の感情をまるで自分のことのように感じる
- 動物や自然、芸術に対して強い感動を覚える
4. 些細な刺激に気づく(Sensitivity to Subtleties)
- 些細な音、香り、温度変化にすぐ気づく
- 人の表情や声のトーンの変化に敏感
- 小さなミスや矛盾を見つけやすい
5. 一人の時間が必要
- 人と一緒にいると疲れやすく、休息が必要
- 静かな場所でリラックスするのが好き
6. 変化に弱い
- 予想外の出来事や環境の変化にストレスを感じやすい
- 新しいことを始めるのに時間がかかる
7. プレッシャーに弱い
- 締め切りや競争のプレッシャーが苦手
- 突然の予定変更に動揺しやすい
8. 直感が鋭い
- なんとなく「この人は信用できる」「この場所は合わない」と感じることが多い
- 本人も説明できないが、的確な判断をすることがある
当てはまること、ありましたか?
「HSP=過敏で生きづらい」でなくていい
この特徴に自分が当てはまることを知ったとき、特に専門家に診断してもらったわけではないけれど、自分はきっとHSPだと思うようになりました。おかげで、「繊細なのは生まれつきの気質だから、弱い自分を責める必要はないのだ」と思えたことはずいぶんと心を軽くしてくれました。
当時は、ストレスに弱く、ちょっと頑張るとすぐに疲れて寝込むか、偏頭痛になる、というのが普通でした。けれど、それもHSPゆえだと考えたら、過度な刺激を避けるなど、具体的な対策を取れるようになって、結果、ずいぶんと過ごしやすくなりました。
ただ、当時のわたしは、その性質自体を変えることができるとは思っておらず、対策はあくまでも過敏な自分をいかに刺激させないようにするかということでしかありませんでした。
でも、あれから何年も経った今、わたしはしみじみ実感しているんです。もう前ほど過敏じゃない自分を。いや、敏感さはおそらく残っているけれど、それによって疲れて寝込んだり偏頭痛で起き上がれなくなったりすることは激減しているんです。
もしかしたら年齢のおかげで鈍くなってきただけかもしれませんが、わたしはこれ、ヨガやIHヒーリングのおかげだとも信じています。
ヨガやヒーリングがHSPになぜいいのか?
変化というのは何か一つの要素によって直線的に起こるものではないから簡単に説明はできないのですが、大雑把にいうと、わたしがわたしの心地よさを選択できるようになった上に、自分の心地よさを選択することにも心地よくあれるようになった、ということでしょう。
そこに具体的に関わるのは自律神経系の働きで、とりわけヨガについていえば継続的な実践によって自律神経系の働き(反応)を変えてきた結果そうなったのだろうと言えると思います。
わたしのリーチできる範囲では、HSP(心理学)と、ポリヴェーガル理論における迷走神経(神経生理学)とを絡めている記事なり研究なりは見つけられていないのですが、HSPそのものは遺伝的な生まれつきのものだとしても、「刺激に対して過敏であるがためにすぐに体調不良になる」という点については、自律神経系の働きを調整することで緩和できるんじゃないか、とわたしは睨んでいるんです(あるいは、自律神経系の働きによってHSPの特徴と似たような状態になっているだけで実はHSPではない、という可能性もあるのではとも思います)。
ここでいう自律神経の働きの調整というのは、簡単にいうと、刺激に対する耐性の枠を広げる、みたいなことなのですが、それはヨガの得意分野なんですね。
もちろん、一言でヨガといっても指導者やスタイルに応じて、何に重きを置くかは異なるし、むしろ多様なヨガがあることもヨガの魅力だとわたしは思っているのですが、わたし自身はやっぱり神経系への働きかけというところが一番興味深く、追求していきたいところだったりします。
というのも、体が構造的に変化するとき、その出発点は神経系から、だから。
今ある症状なり、パターンなりに、包括的な、抜本的な変化を起こしたいなら、今ここの神経系から、なのですよ。
これについて語り出すと熱く長くなるのでこの辺にしておきますが、わたし自身は、ヨガに限らず、神経系の変化というところに重きを置いて学びを深めています。もし、HSPで生きづらさを感じている方がいらっしゃったら、ぜひヨガのセッション、いらしてみてください。
あと、すぐにできる実践として、よかったら、この呼吸法もやってみてくださいませ。念のためにいうと、呼吸法も(もっといえば瞑想も)ヨガです。
(IHヒーリングはまたヨガとはアプローチが違うのですが、潜在意識のプログラムを変えるというのは、つまり神経系の反応を変えるってことで、本質は同じだと理解しています。ただ、変え方がヨガとは違って、わたしがまだ言語化し切れるほどに消化していないことを含むのでこの投稿では深く触れませんでした。でも、IHもパワフルですよ!)
ではでは、またヨガやヒーリングのセッションで、このブログでお会いしましょう。
Be the harmony with in.
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