先週からヨガクラスを再開しました。久しぶりに皆さんに会えて、本当に嬉しかったです。やっぱり、クラスで一緒に体を動かす時間は特別ですね。
久しぶりにヨガをすると、自分の体の硬さや、呼吸の浅さに気づいたりして、「ああ、やっぱり体は動きたがってるんだな」と感じます。
人間の体は、長い間、食べ物を得るために動き回る生活に適応してきました。でも今は、座って仕事をしても食べていける社会。
人間が遺伝子レベルで適応するには何千年、何万年もかかるので、端的にいえば、現代のわたしたちの体は動き回ることに適応しているのに動き回らない生活をしているんですよね。
そして、その動かない生活で体本来の自然な動きをしていないというギャップが、不調の原因の一つになっているんです。医学の父と言われるヒポクラテスの言葉にあるように「人は自然から遠のくほど病気に近づく」のです。
だから、体を動かすことはとっても大事。でも、スポーツなどをして動いていれば十分かというとそうでもないんですね。先に話した体を本来の健康な状態にもっていくという観点で見たら、人間が本来していた自然な動き――狩りや採集でしていたような動き――をしてあげることが重要なんです。
わたしが師匠シャシから学んだ古典的ハタヨガはまさに古来動き回っていた人間がする動きを取り入れているヨガなんです。すごく理にかなっている、だから学びたかったし、伝えたくてヨガ講師になりました。
やるのはそもそも人間が本来してきた動きだから、そんなに難しいことじゃないんです。SNSで出回っているようなアクロバティックでチャレンジングなポーズはクラスではまずしません。ただ簡単な動きでも普段やっていないから案外難しかったりして、その体感を通じて自分の今の状態に気づけます。
今の状態がどうあれそれをジャッジすることも分析することも、矯正することもクラスではしません(診断したり治療方針を見つけるのは医学など別の領域のプロがいますしね)。ただ、できる範囲でいいから動き続けると、体はちゃんと反応して、前は難しかった動きができるようになったりします。
変化を感じられたらしめたもの。適切なインプットを与えればちゃんと体は変わる、ということがわかると、地道に動くことがきっと楽しくなると思います。
そんなことが伝わるといいなぁと思いつつ、クラスやっています。
体を動かす必要はあると知っているけれど何もやっていないという方にも優しいクラスなので、ぜひぜひいらしてくださいね。もちろん、普段体を動かしている人にも、「この動きはしたことない!」というのがきっとあって何かしら新しい発見があるとも思っています。
ではでは、またクラスで、セッションで、お会いしましょう!
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