皆さん、トレッドミルって使ったことありますか?
実はわたし、歩くのは大好きなのに、
これまでほとんど使ってきませんでした。
できるだけ自然でありたい、という理由で。
ところが、心臓弁膜の手術後のリハビリで、
トレッドミルを使うことになって。
やってみると、これが意外と面白いんですねぇ。
普通に外を歩くときは、
変わりゆく景色や頬にあたる風、鳥の鳴き声など、
五感が自然とひらいていく感じが好きなのですが、
トレッドミルではそういう刺激がないぶん、
ただひたすら「自分のしている動き」に意識が向かって、
内側に入っていく感覚になるんです。
これはこれで、ちょっとハマる。
——そんな話を先日、お仕事のミーティングでシェアしたところ、
理学療法士さんがこんなことをおっしゃいました。
「トレッドミルもいいけど、普通に歩くことも、やめないでね」
循環をよくする、という意味ではどちらも同じ。
でも、トレッドミルは足元の土台が動いていて、
普通に歩くのとは足にかかるインパクトがまったく違う。
つまり、体への作用も変わる、ということでした。
なるほどー。
そしてこれを聞いて、
それこそまさに動作学であり、
自分がヨガのクラスでお伝えていることと同じだな、
とつながりました。
一見すると同じように見える動きでも、
ゆっくりやるか、速くやるかで、使われる体の部分は変わります。
もしくは、同じ部分でも、使われ方が変わる。
立っている足の幅を少し変えるだけでも、
あるいは、柔らかいカーペットの上なのか、硬い床なのかでも、
動いたことで体に入ってくる情報は微妙に違ってくるんですね。
そう聞くと、多くの方が
「じゃあ、どうやるのが正解なんですか?」
と気になるかもしれません。
でも、ホリスティックな視点でウェルネスを考えると、
特定の“正解の動き”がひとつある、というよりも、
いろいろなバージョンの動きを体験すること自体が、
体(そして脳)にとって大切だと言えます。
もちろん、不必要な負荷がかからないことが前提ですが。
だからクラスでは、毎回少しずつ動きを変えます。
同じ動きでも、速くやったり、ゆっくりやったり。
ときには「今日はご自身の好きなペースで」と
お願いすることもあります。
それは、その日その瞬間の
「今の自分の体は、どんな動きを心地よいと感じているか」を
感じ取ってほしいから。
人の気持ちって体の感覚を通して感じられるもの。
これはトラウマ治療の現場でもよく言われることです。
逆にいうと、体の感覚とつながりにくくなると、
「自分が本当はどうしたいのか」も、
わかりにくくなってしまうんですね。
自分らしく生きたいと思ったら、
まずは自分が何を望んでいるのかを知ることが大事。
そのためには、体の感覚とつながることは、
必須だといっていいくらいなのです。
そんなわけで、ヨガクラスでは、
ポーズや動きそのものだけでなく、
「今の自分の体や心を感じること」も大切にしています。
来週も、月曜・木曜のレギュラークラスがあります。
最近ちょっと自分の感覚から離れているな、と感じている方も、
ぜひいらしてください。
(最新スケジュールはこちら)
ではでは、またクラスでお会いしましょう!
*IHの対面セッションは年内は終了しました。オンラインセッションはカリフォルニア時間12月16日、19日、23日(日本は翌日の朝)のご予約がまだ可能です。年内にすっきりしたい方はぜひ!(詳細はこちら)
*ヨガやヒーリングがトピックでない内容はnoteにエッセイや日記として書いています(こちら)。もしそちらの方がよりご興味ある方は、そちらでもつながってください♡