悪いことが起きたのは自分が悪かったからだ。
たとえばSNSで見知らぬ男性から絡まれたとき。これまでのわたしは、「顔出ししているのは自分だし、何なら映りのいい写真を選んでいるわけだから、その気があるようにみえても仕方ない、自分に隙があるから悪いのだ」と思っていました。
これはわたしが引き寄せたのだ、と。
わたしのIHセッションにいらっしゃるかたの多くもそんな考えをお持ちです。
責任を他人に転嫁せず、自分に矢印を向けられることはすばらしい。けれど、生きていると、そこまで自分の責任だと背負い込むのはしんどいことが山ほどあります。
たとえば天災に見舞われたとき。深刻な病気と診断されたとき。子どもが何か望ましくない言動をしたとき。セクハラ、モラハラ、虐待の被害にあったとき。
自分で責任を背負い込んでいる人は、自分の力が及ばない状況を突きつけられることがとても怖いです。責任を持ってこんなに頑張っているのに、まだどうにもできないことがあるということはとんでもない恐怖です。これ以上、何を頑張ればいいというのか。
でも、投げ出せない。かといって人や世間を恨むこともしない。だから、しんどい。もう限界ぎりぎりで頑張っているのに、人にはわかってもらえない。考えすぎだとか、もっと気楽でいいよと言われる。言われてもそれができないという苦痛が伝わらない。感情の持っていき場がなく、孤独。
どうして一人でそこまで責任を背負い込んでしまうのか。経験から思うのは、多くの場合、その背景に何らかの恐れがある、ということです。その恐れは人によって違う。ただ、自分が何を恐れていたのかに気づいてあげると、恐れていたものはよくわからない未知のものではなくなります。そうすると、少し安心が戻ります。安心した状態になると、負うべき責任と、そうでないものとの識別が自然とできるようになります。
ヨガは、主に身体的な実践を通じて、安心していられる体を作ることをめざしています。体が安心していると、見えていない恐れに対峙することがしやすくなります。
IHヒーリングは、自分をしんどくさせている、そのより深いところに意識的にエネルギー的にアプローチするもの。取り組む課題はその都度、その人によって違いますが、セッションを通じて、自分は自分で思っているよりずっと大きい存在であるということを感じ、自分自身への信頼と自分自身であることの安心を取り戻していくと言えます。
いずれもキーワードは安心していられること。それは気持ちの問題ではなくて、神経系を含む体の状態。体が安心してはじめて、自分らしくある、ということが怖くなくできるようになってくるんだと思います。また、自分らしいとは何かということも、安心している状態になってこそより手応えのある感覚としてわかるようになってくるのだと。
そのプロセスのお手伝いを、ヨガとIHを通してしています。10月のスケジュールはこちらからご覧ください。