ジャーナル Category

カリフォルニアはまだ半分ロックダウン中(?)で、わたしはいまも出社はせずに2階の一室でテレワークをしている。基本、働く時間はきっちり決めていて、通常の終業時間になったらパソコンの前から離れ、夕ご飯を作る準備をし、犬の散歩に行き、夕ご飯を作って食べた後は、相方と犬とくつろぐ時間を持つ。 しかし、年末進行がじわじわ押し寄せていてこれから年内いっぱいはなかなかの忙しさ。昨日は仕上げてしまいたいことがあったので、珍しく夕ご飯の後、部屋に戻って仕事をすることにした。ところが、部屋に入っていざ集中しようと思った瞬間、きっちりと閉めていなかった部屋のドアに犬たちが体当たりして押し入ってきた。目はらんらんと輝き、尾っぽはぶんぶんと振られ、「何やってるの!? 遊ぶ時間だよ!」と言わんばかりだ。「いや、ママ、仕事したいのよ、ごめんね」そういって犬たちを部屋から出してドアを閉める。閉まるドアの隙間から見える「え!? ほんと!? ほんとに閉めちゃうの!?」というような表情がかわいくて、写真に撮りたかったくらいだ。 結局、夜11頃まで仕事をした。部屋を出るとすぐさま2匹の犬が階下から駆け上がってきた。犬たちは、「どうするんだろう?これからどうするんだろう?」という感じで、寝室に入り、歯を磨いたり顔を洗ったりするわたしの様子をずっとうかがっていた。そして、わたしがベッドに潜り込むや否や、2匹の犬は「やった!!!!!!」と大喜びでベッドに飛び乗り、ユパはわたしの右の脇の下に、デイジーは左の脇の下に、ものすごい勢いでもぐりこんできたのだった。か、かわいい。 わたしはふとんの中でKindle本を読み始めたのだが、犬たちが「おい、おまえさん、今夜は全然遊べなかったんだから、ちょっと撫でてくれよ」と鼻先やら手やらを使ってアピールしてくるのでちっとも進まない。仕方ないので右手でKindleのタブレットを持ち、読みながら左手でデイジーを撫でていると、ユパが「僕も僕も!」と、タブレットを持つわたしの腕の下を潜りぬけて、顔をアタックして舐めてくる(手を舐めるのでは弱いと判断したらしい)。わかったわかったと、タブレットを持つ手を変えて、右にいるユパを撫でてやると、今度はデイジーが「わたしもわたしも!」とタブレットを持つ手を舐めまわし、それが効かないとわかると自らの手を、タブレットの上に乗っけてくる。「もー、読書にならないじゃん!」と言いながも嬉しくなったわたしは結局、本は諦め、右手でユパを、左手でデイジーを撫でることになった。 どちらの犬も、もともと撫でられることが大好きだが、昨日の甘えっぷりは尋常じゃなく、たとえ同じ家にいても、ほとんど接していないと、犬にとっては「久しぶりに会った」感覚になるのかなぁと思った。 日本にいる犬、オセロのことを思う。どうか、最後が苦しくないようにと祈る。そして、ありがとう、と思う。オセロは亡くなった夫が飼いはじめた犬で、彼と結婚することでわたしも飼い主といっときなることができたわけだが、あんなにすばらしい犬には、これまでも、きっとこれからも出会わないだろうと心底思える名犬であった。 前夫は、亡くなる前に、「自分が死ぬときは、(先に亡くなっている)母ちゃんが迎えに来るはずだから、死ぬのはそこまで怖くない」と言っていた。オセロが虹の橋をわたるときは、彼が迎えに来るのかな。そこで、どんな会話を二人はするのだろう。彼がオセロに最初にかける言葉もきっと「ありがとう」だろうと想像する。

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