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知らぬうちに自分を責めている

前回に書いた直感の話で気づいたことだが、直感で選んで思う通りにならなかったときなど、結局、「なんでこんな選択をしたんだ」とちょいちょい自分を(無意識に)責めているんだなということも気づいた。 この間、穴口恵子さんがブログで、ワクワクでイケイケのときに、「自分にそんなことができると思っているの?」という声が出てきた話を書いていた。穴口さんでもそういうことがあるのか、とちょっとほっとしたのだけど、彼女はそういう自分の恐れの声を無視するのでなく、また無理矢理抑え込むのではなく、「へー、そんなふうに感じているわたしもいるのね」とだけ受け取ると書いていた。 つまり、批判しないということ。そんな恐れを持っていちゃいけない、と自分を責めない。そんな恐れがあるなんて自分にがっかり、と自分を責めない。 最近は以前に比べたらだいぶ自分のことを受け入れていると思っていたけれど、無自覚に自分を責めていることはまだまだあるなぁと気づいた次第。そりゃ、疲れるよね。自分で選んで、選んだ自分を責めて、ってやっていたら。 無自覚な自分否定、ときどきやっていないか、見直してみるのは面白そう。

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本『先生、ちょっと人生相談、いいですか』

  作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんと詩人・伊藤比呂美さんの対談本『先生、ちょっと人生相談、いいですか』を読み始めたら、いやー、愉快・痛快。ページをめくる手が止まらなくて一気に読み終えてしまった。 本は、比呂美さんが、自身のことや、また相談を受けることの多い悩みの内容についてや、寂聴さんのこれまでのこと、年を重ねることや死についてなど、さまざまな問いかけを寂聴さんにしているのだが、「わー、そんなこと聞いちゃうの!?」という質問も多ければ、「えー、そんなことまで喋っちゃうの!?」という回答ばかりだわで、いい意味で、人生の達人の”ガールズトーク”を聞いているような楽しさがあった。 読んでいると、寂聴さんは、「自分の欲求をちゃんと聞く」→「それを自分で叶えてあげる」という、しあわせであるための基本的なことをちゃんとやっている方なのだとわかる。 たとえば、94歳で心臓のカテーテルの手術をしたときは、さすがに鬱になりそうだったが、だからこそ「自分は今、何をしたら一番幸せな気分になれるかを一所懸命考えた」と言う。 寂聴さんにとって一番幸せなのは自分の本が出ること。でも、そのときは本を出すような作品がなかったので、どうしたらいいか考えているうちに昔から俳句を書きためていたことを思い出したそう。それらを寂聴さんが本にしたいといえば出版社は断れないだろうが、俳句のプロではないのでさすがに悪いと思って自費出版で本にしたところ、急に元気が出てきたと。 自費出版は高くついたけれど、めっぽう評判がよくて重版になった上、俳句の賞までもらったというから、すごい。 自分の中に、あれはダメ、これはダメ、こうすべきだ、こうあるべきだ、こうしなきゃ、というルールが多い人は、この本を読んだら不愉快になりそう。なんたってお二人の話はあけすけで、課すことから解き放たれた自由さがあるから。 また、きっと、男性が読んでもピンとこない気がする。やっぱり、これはガールズトークなんだな。 逆にわたしと同世代ぐらいの女性で、生き方について考えるのが好きな人や、不満はないけどなんとなくこの先が不安という人、実際にいろいろ悩みがある人には心を晴らしてくれる一冊ではないかと思う。 わたし自身は、読後「40代半ばなんてめっちゃ若いじゃん。女盛りじゃん♡」と意識が変わって、パワーがみなぎって、ニヤニヤが止まらなかった。ありがとう、寂聴さん、比呂美さん。

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