yoga & healing with Satoko

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考える vs 感じる じゃないのよね

13〜19分

リード

今週もよく生きました、さと子です。皆さんはどんな一週間でしたか?

さて、わたしは、ひょんなことから新R25チャンネルのこんな動画に行き着きました。鈴木祐さんがなさっているお話が、まさに動作学的で、わたしとしてはヨガ的でもあって、ぜひ共有したくなりました。

鈴木さんのお話は基本、立脚している視座そのものが動作学的でヨガ的。とりわけ今のわたしに響いたのは以下の二つのポイントでした。

1)具体と抽象の行き来。

要点:勉強で得た知識が山のようにあっても、それらが有機的に結びついていないといざというときに必要な知識を生かしづらい。そのためには普段から「なぜ?」と問うて抽象度を高める訓練をするといい。

わたしは、精神世界に傾倒する人が「考えるより感じろ」みたいなことをいうことに少し危機感を抱いているのですが、それをうまく言語化できずにいました。でも、この鈴木さんのお話を聞いて整理が進みました。考えるっていうのはそこで答えを出すためにやることではなくて、答えが自然と出てくるような脳のネットワークを普段から作っておくためにする行為なのだ、と。

つまり、「どうすればいいのだ?」という答えを求めて考えるのではなく、「なぜそうなるのだ?」と問いを入れて考える癖を作っておくということです。そうすると、脳の中に溜め込まれている知識がそれぞれ個別ではなく、もしかして関係することかもしれないというような繋がりを作る、その状態であればいざというとき必要な知識がパパパーンとすばやく結びついて答えが出てきやすくなる、ということなんだと思うのです。

だから、考えると感じるって対局ではないというか、vsで語ることじゃないんだと思うんです。

とはいえ、現代社会では感じることを軽視して考えることを評価するような傾向にあるから、まずは考えるより感じろ、というのは、その視点から見ればその通りだとも思ってもいるのですが。

ただ、より自分らしく人生を創造していくというときには、考えるということもすごく大事になる、とは言いたいのです。

2)少林寺の達人の話。

要点:少林寺の達人にどうしてそうなったかを聞いたら、動きを小さく分解して日々それをひたすら(意識的に)練習して、その動作が脳に叩き込まれて無意識にできるくらいになるまで続けたという話。ただそれだけのことを毎日やっていたらある日、突然パンチが速くなる、ということが起こったという。

鈴木さんはこれを相互ネットワークができたんだと思う、とおっしゃっていました。脳が「これ、他の動きに応用できる!」と学んだのだ、と。

わたしが師匠から教わっているヨガもまさにそれと通じていて、基本、地味なベイビーステップの動きが多いんです。でも、それを続けていくと、あれ、不思議、これまで苦手だったヨガのポーズが難なくできるようになっている!なんてことが起こるんですね。

あるポーズがうまくできないとしたら、どこが使えていないのか? わたしたちは知っている知識を総動員させて「股関節が硬いんだ」とか決めつけて股関節を開く練習とかしちゃいがちなんですが、体って全部繋がっているから、もしかしたら原因は股関節の硬さじゃないかもしれないんですよ。

あるいは股関節が硬いことにはもっと違う原因があるかもしれず、そこを無視して股関節だけ動かそうとしたらバランスを取るためにまた他のところが硬くなるなんてこともあり得ます。

だから、顕在意識で認識できる表層の知識だけで「股関節を柔らかくすればできるはず」と決めつけて股関節のトレーニングをするよりも、残り9割の潜在意識(それはほとんどが体です)に働いてもらう方がずっといいとわたしは思っているんです。

じゃあどうやって潜在意識に働いてもらうかというと、体のいろいろなところを意識的にバリエーション豊かに動かすことで脳に「あれ?ここにも使える筋肉と組織あるじゃん?」と思い出してもらって、「じゃあ、あの動きにここも使えたらより効率いいじゃん?」と学んでもらう(ネットワークを再構築してもらう)のがいいと思っているんです。

もちろん、そういった脳の働きまでも考えてくれているトレーナーさんのもとであれば、すごく有益なアドバイスとサポートをもらえると思うのですが、プロのアスリートなどでもない限り、専門家のもとにお金を払っていくのは現実的じゃないとも思うんです。その点で、ヨガは誰もがとっつきやすいのがいいなとわたしは思ってるんです。誤解を恐れずに言えば何の道具なくても誰でもやれるのがヨガだから。

もちろんポーズができるようになることがヨガのゴールじゃないのですが、「ネットワークを変えるためのインプットをすれば、出てくるアウトプットは驚くほど変わる」というこの仕組みを一度体感すると、自分の知識だけでアウトプットを変えようとすることの浅はかさが身にしみてわかるし、同時に、じゃあ努力しなくていいということでもなくて自分が持つ力をちゃんと発揮するには何をすればいいのか(何をインプットするか)ということがよりクリアに見えてきて自分というものに俄然興味が増すし、人生もますます面白く感じると思うんです。

最後に、鈴木祐さんが「縁」のお話をしていたのもとても興味深かったです。

縁って、言い変えると自分の外側にある環境のこと。

自分では選べない環境もあれば、自分で選べる環境もあるけれど、いずれにしてもなんらかの結果(出来事)は、個人と環境との相互作用で生まれていくものだから、最初から「こうしたい」と個人の思いだけで狙いすぎないのがいいかも、と。

わたしは、ヨガやヒーリングを通して自分らしく生きる面白さをより多くの人に体験してもらいたいと思っているのですが、ChatGPTにはターゲットをもっと絞れってよく言われるんです(笑)。

それで、ターゲット像を一応決めてみるんですけど、なんかしっくりこない、を繰り返しておりまして。でも、鈴木さんのお話を聞いて、ターゲットって自分が最初から絞るというよりは、まずは目の前のことを懸命にやって、いろんな人と会い、いろんな体験をして、気づいたらそこに絞られてたっていうのもありだよね、と肩の力が抜けました。

というわけで、今読んでくれている皆さん、クラスやセッションを受けてくださっている皆さんに真摯に向き合って自分ができることを丁寧にやっていき、ヨガとIHを基礎の学びとして学び続けるということを引き続きがんばろうと思っている次第です(わたし的にはヨガとIHに通じる土台には命をホリスティックに見る学問である動作学があるので動作学の学びも含みます)。

ではではまたクラスで、セッションで、このブログでお会いしましょう!


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