若い頃、デートで「どこに行きたい?」と聞かれると、「どこでもいいよ」と答えるタイプでした。
実際、本当にどこでもよかった。というより、どこに行きたいかがまったく思い浮かばないのです。
そのくせ、相手が選んだ場所が自分の好みじゃないと、「この人とは合わないかも」と心の中で切り捨てる。今思うとちょっと、いやずいぶん根性が捻じ曲がっています。だって、こちらの好きを伝えることなく、なんなら自分でさえ気づいていない好きなものを相手に探させようとしていたってことですから…。
やがて心と体のつながりを学ぶようになって、あの頃の自分はただ自分の感覚に繋がれていなかっただけではないか、と思うようになりました。幼い頃、好きなことを伝えても相手にしてもらえなかった、そういったことを何度か体験するうちに、好きなことを伝えても否定されて悲しいだけ、となり、やがて悲しみという痛みを回避するために好きと感じる回路まで閉じてしまったのでは、と。
ヨガはわたしにとってその失われた自分の感覚を取り戻すよい手段でした。実際、ヨガの動きは内受容感覚という体の中を感じる力を養います。好きなものを選ぶときのほわっとゆるい感覚。嫌なものを前にしたときのピキッと体がちょっと固くなる感覚。そういうのを少しずつ感じ取れるようになっていきました。
わたしは、こういうとき、嬉しいのか。
こういうとき、悲しいのか。
わたしは、本当は、疲れていたのか。
それは、自分を再発見することでもありました。
しかし、自分の好き、嫌いがちゃんとわかるようになると、次の壁が出てきました。それは、わかっているその思いを表現すること、です。
その壁を取り壊していくのに、わたしにはIHヒーリングがとても役立ちました。
たとえば「ノー」と言いたいということはわかっている。だけど、反射的に「イエス」と言ってしまう。もしくは「ノー」と言った後に何とも言えないモヤモヤが残る…そういうジレンマには多くの場合(すべてとは言いません)、無意識の中にそういうパターンが残ってしまっているからで、そこを解ければ、ノーと言えるように、内側から自然に変化していきます(そのプロセスが統合されるまでにはセッション後、時間がかかることもあります)。
感覚を取り戻すこと、そしてそれを表現すること。そのプロセスを、ヨガとIHヒーリングで一緒に進めていきます。
参加してみたい方、お気軽に連絡くださいませ。